09
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--
| top | スポーツと身体 >>
オーダーメイドの時代
 同じ荷物を持つにしても人によって 右で持ったり左で抱えたり、肩に掛けたり両手にぶら下げたり…とその人が楽な方法はさまざまです。人は皆同じ骨格をしているはずなのに、休む姿や歩き方まで違うのはどうしてでしょう。
 スタートの時両足をそろえるより軸 足を作った方がより強い力が出せるように、人は多少の左右差をつくって力を出しやすくしています。その力の出し方の違いがこのような「動きの特徴(=癖)」となるのです。

 身体の不調はこの動き方の癖で起こる部分疲労が原因です。
 解決のためには、その人がいつもどこに余計に力を入れ、どこがうまく働いていないのかを見つけ出さなくてはなりません。
 スタジオで行っている整体ヨガは井本整体の整体体操で「オーダーメイド」が大きな特徴なのですが、この「動きの癖」を見抜く事が大切なポイントとなるのです。
 

 その生みの親、井本先生は医学博士でもあるのですが、以前から医療の分野でも「オーダーメイド」の必要性を説いていらっしゃいました。当然身長も体重も生活も違うわけですから、同じ基準値でその人の健康状態を判断するのはどうかと思います。時代によってもコルステロールや血圧、熱などの意味あいや基準値が変動したりするのは、まだ本当のことがわかっていない証拠でしょうか。 

 長年患者の身体に触れ勘を養ってきた熟練の医師から、経験も積めないうちに分刻みの医師となる現在、基準値と治療法をマニュアル化した方がミスも起こさないし、たくさんの患者もさばけるのは事実です。実際パソコンに検査結果を打ち込んで治療方法を機械に決めてもらっている医師もいます。体格も生活も異なる個人を数値だけで均一に判断される事に疑問を抱くのは私だけでしょうか。

 数ヶ月前、東大と理化学研究所のチームが日本人のゲノム(全遺伝子情報)解析で、「肝機能などの数値は遺伝子のタイプによって個人差が大きいことが判明。…遺伝子ごとに正常値の幅が決まっているらしく、血液検査でもこれからは単一の基準値で判断するのではなくその人の体質に合った…」と発表しました。
 医療の現場にもやっと「オーダーメイド」の時代がやって来るのでしょうか。
                  (会報「美身体」21号より)
meishenti | 知ってほしい身体のこと | 12:07 | - | - |